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【コラム】誰かの過去になるということ=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.15 10:10
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まずは謝罪から。「日記は日記帳に」というコメントが並ぶことを覚悟して書く。14日の出勤途中に「日本の国民的グループSMAP結局解散」という急報に接し、絶望に陥ったファンの1人だ。今年初めにSMAPが解散危機だというニュースが伝えられた後、ずっと不安で仕方なかった。ファンたちはもちろん日本の安倍首相までが出てきて「解散反対」の意見を出して摩擦が結末をみたかのように思われたが結局、今年の年末まで活動してグループ活動を終わらせることにしたというニュース。遅々として進まなかった恋愛の末の予想された別れの通知であるわけだが、衝撃は小さくない。

このコラムでもすでに明らかにしたが、20年余りSMAPのファンとして生きてきた。1991年にデビューして日本でしばらく全盛期を享受していた彼らを、日本の大衆文化が正式輸入される直前に知るようになった。旅行に行った人にレコードの購買を頼み、パソコン通信でつながったファンたちとコンサート・ドラマの動画をやりとりして「ファン活動」を始めた。年に1回ずつ開かれるコンサートに行くために休暇申請を出し、メンバーが出演したドラマを字幕なしで見たくて日本語を習ったし、結局は日本への留学までした「成タク(成功したオタク)」とも呼ばれた。5年前に行われた20周年コンサートで「50、60代になってもアイドルとして残る」という話を聞いて永遠のファンになるぞと誓った記憶。

 
解散後に再び結集した「Sechs Kies」のコンサートでおいおい泣いたファンたちならば、韓国最長寿アイドル「SHINHWA」の来年コンサートを待っている人ならば理解してくれると信じている。「その年齢で何のファンだ」という厳しい視線を受けながらも「共に年を取っていくアイドル」がいるという事実で幸せだった。人生が負担になったり退屈に感じられたりする時、依然としてステージで走って転がる彼らを見ては慰められた。今朝、私のソーシャルネットワークサービス(SNS)にあふれた数多くのメッセージはこれだった。「私たちの青春もこのようにして終わるのだな」。時おりだがちゃんと暮らしていることを確認するだけで安心した長年の友人がいなくなることを哀悼する一日だ。

ぼうぜんと午前中を過ごしながら、週末に観た映画『海よりもまだ深く』を思い出した。文学賞を受賞して小説家としてデビューしたが今では探偵事務所で誰かのあら探しをして暮らしている40代の男・良多(安倍寛)が主人公。今の自身を否定し過去にとらわれた息子に母親は話す。「幸福というのは何かを失うという覚悟がなしには訪れてこないの」。そして「大人になるということは、誰かの過去になる勇気を出すこと」だという話も。今日「何かをなくした」私のようなファンたちと、今や「誰かの過去になる」という彼らも再び幸せになることを。これまでたくさん、ありがとうございました。

イ・ヨンヒ ピープルアンドイシュー部記者

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