【コラム】責任者はだれだ=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.27 13:08
危機が迫れば本性が出てくる。仕事がうまくいけば自身の役割を大きく膨らませ、事故が起きれば自身の役割を減らして話す。失敗に対し責任を負うべき人がいないということはそのことを積極的に推進した人もなかったという意味だ。初めから失敗が予告されていたという話だ。
責任というものは明確でない場合が多い。追及すれば上級者にやらされたから、圧力を受けたからだと弁解したりもする。そうしてたどっていけば責任を負うべき人は社長だけだ。さらにその社長まで権力者、社会構造がそのように強要したと話すかもしれない。それでもすべての責任を転嫁することができるのではない。