「韓国製ゴムと鉄鋼に反ダンピング関税」強まる米国の保護貿易風
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.26 08:40
大統領選挙を控えた米国で保護貿易の風が次第に強まっている。産業通商資源部が25日に明らかにしたところによると、米国の化学企業などは米国際貿易委員会(ITC)に自動車のタイヤに使われる韓国製ゴム製品に対し反ダンピング提訴をした。
これに先立ちITCは21日に韓国製耐腐食性鉄鋼製品に最大48%の反ダンピング関税を課すことを確定した。鉄鋼業界関係者は「中国製鉄鋼が低価格であふれており世界の鉄鋼業界全体が危機だ。米国が自国市場保護の次元から韓国製品にもダンピング関税を適用したようだ」と話した。米国商務省も20日に中国で生産したサムスン電子とLGエレクトロニクスの洗濯機に対し最大111%の反ダンピング予備関税を課すことにした。産業通商資源部関係者は「ゴム製品はこれまで米国側から大きく問題になっておらず予想できなかった。洗濯機も他の国の生産基地に変更して輸出が可能なのか業界と対応策を探っている」と話した。