韓国、時速1200キロの「ハイパーループ」列車技術の開発へ
ⓒ 中央日報日本語版2016.07.21 13:27
蔚山(ウルサン)科学技術院(UNIST)は21日、最大時速1200キロの超高速走行が可能な列車技術の開発に入ると明らかにした。
UNISTが開発に着手しようとしている超高速交通システム「ハイパーループ」は、真空チューブの中にカプセル状の列車を走らせて人や物を運ぶチューブ型高速列車システムだ。これは2013年に米国実業家イーロン・マスク(Elon Musk)氏が提示したもので、列車が移動するチューブ内部を真空状態にして空気抵抗を最小限に抑えれば最大時速1200キロの高速走行が可能だとされている。
UNISTは「ユーループ(U-Loop)プロジェクト」を通じて「ハイパーループ」の核心要素であるチューブ内の空気抵抗を減らして摩擦を最小化する列車浮上および推進技術の開発に乗り出す。このプロジェクトには5年間で14億ウォン(約1億3000万円)の研究費が投入される。