ソウル-釜山間を16分、音速列車時代は開かれるのか(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.07.20 14:21
2年前、米テスラモーターズのCEOイーロン・マスクは真空列車「ハイパーループ(Hyperloop)」に対する構想を発表した。空気の抵抗を減らした真空トンネルにリニアモーターカーを浮かして磁気力で加速すれば最高1220キロの速度で走るということだ。KTXの4倍、飛行機より速い音速列車をつくるという構想だった。
◆来年初め「ハイパーループ」試験設備を建設
イーロン・マスクは「ハイパーループは船、汽車、自動車、航空機に続く第5の交通手段になるだろう」と自信を表す。天気の影響をあまり受けず、建設費用は高速鉄道の10分の1レベルにすぎないという理由でだ。彼の構想は現実化している。来年初め、米カリフォルニアに長さ8キロのハイパーループ試験設備を建設し、2018年には商用化する計画を立てた。