【時論】韓半島周辺海域の地震が心配だ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.13 09:37
5日午後8時33分に蔚山(ウルサン)東側52キロの海域で発生したマグニチュード(M)5.0の地震は、韓半島(朝鮮半島)南東部地域の市民の平和な平日の晩を恐怖の時間に変えた。震央から近い釜山(プサン)・蔚山・浦項(ポハン)などでは強い震動が5-7秒間続き、驚いた市民が慌てて避難したりもした。震央から400キロほど離れた首都圏地域でも建物の揺れが感じられ、地震に関する情報提供が相次いだ。さらにこの地震から約50分後にマグニチュード2.6の余震が発生し、市民は不安を感じながら夜を過ごすことになった。
今回の蔚山海域地震は1978年に気象庁が観測を始めて以来5番目に大きい地震で、韓半島南東海域で発生した地震では最大規模だ。特に4月15日の熊本地震(マグニチュード7.0)の震央から近い海域で発生したという点で注目される。また蔚山産業団地と古里(コリ)・月城(ウォルソン)原子力発電所など社会基幹産業施設に近いため、懸念の声が出ている。