「地震死亡ゼロ」白馬…秘訣は細かい村の地図
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.25 08:37
22日夜に日本の長野県北部で発生したマグニチュード6.7の地震で、たった1人の死亡者も発生していないことが注目されている。今回の地震で全壊・半壊した住宅が54軒に達した。24日現在、重傷者7人を含め負傷者41人と把握されている。地震の規模も大きかったが、震源の深さが5キロでほかの地震に比べて非常に浅かった点を考慮すれば、「死亡者ゼロ」は「ほとんど奇跡的」(東京新聞)だ。
地震は同じ規模でも震源地の断層や該当地域の地質などによって被害が変わる。だが今回の震源地から約100キロ離れた新潟県中越地方で2004年に発生した地震の場合、震源の深さがより深かったにもかかわらず死亡者が68人に達した。したがって「死亡者ゼロ」の秘訣には別の要因があったという分析が出てくる。
日本経済新聞など日本メディアは24日「死亡者が発生していないのは、地元住民らの緊密な連帯に支えられたことが大きかった」と報道した。今回の地震で最も被害が大きかった白馬村では、住民26人が崩れた建物の下敷きになったが近隣住民によって全員救助された。家が崩れなかった住民たちが、崩壊した家屋に集まって初期救助に積極的に取り組んだためだ。建物の残骸を片付ける住民、そして下敷きになった住民に「頑張れ」「今、救助隊が到着するから少しだけこらえて」などと大声で応援する住民たちの「役割分担」もあった。