韓経:【社説】大宇造船問題、16年の国営造船会社の予告された破滅
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.17 10:59
大宇造船海洋に対する監査院の監査結果を見て政府関係者が「世界2位の造船会社がこれほどまでに腐っているとは思わなかった」と言って嘆いたという。低価格受注と粉飾会計で実績を水増しし、労使の結託で「成果給祭り」を行うなど総体的な不正が確認されたことへの反応だ。
「今になって分かった」という政府関係者の反応は、監査結果に劣らず当惑する。身分も名もない平凡な人々も感づいていたことを、政府だけが知らなかったというのは職務放棄の告白と同じだ。大株主である産業銀行の放漫管理と大宇造船の不良経営が一日二日で生まれた問題ではないという点でそうだ。監査院が2つの会社の経営陣に不正責任を負わせたが、政府の過ちも劣っていない。49.7%の持分を持つ政府の安易な姿勢と故意的な放置が、大宇造船を予定された破局へと推し進めた。