【時視各角】3つの「する」に答えがある=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.02 16:32
習近平主席の話に糸口がある。彼は14億人という中国人の旺盛な購買力について言った。「2014年の一年だけで海外旅行に1兆人民元(約1800兆ウォン)を使った」として「化粧品や服、粉ミルク・哺乳瓶まで買ってくる」と嘆いた。相手の弱点を狙うのは行馬の基本だ。中国は今「3つのする」ことに夢中になっている。食べて、遊んで、飾ることだ。ちょうど韓国が明らかに強みのある分野だ。
最初に食べること。中国は不良食品の天国だ。先進の安全食品に対する欲求もそれだけ高い。欲求噴出の結果は想像以上だ。昨年11月の光棍節の時は豪州の粉ミルクを品切れにさせたし、豪州の粉ミルク会社の株価を1年で10倍上昇させた。韓国もやれる。高級イメージで成功したパリバゲット(パン)や「韓国から直輸入した信頼の食材」で勝負したヘジ村が良い例だ。世界で一番面倒な消費者と地理的な利点もある。韓国の市場から世界最高のフード市場にしなければならない。中国の欲求は自ずとついてくるだろう。
2つ目が遊ぶこと。韓流観光はスタートだ。今まさに世の中の楽しみに目覚めた14億人の中国人は世界の観光・遊びの地図を変えている。今のような低価格な観光はいけない。韓国が作って商品を売ってこそ、たくさん残すことができる。韓流と組み合わせなければならない。『太陽の末裔』や『ランニングマン』が模範事例だ。韓中の合作・協業を通じてパイを育て障壁を低くしなければならない。中国資本を最初から恐れることもない。韓国にはハリウッドを勝ち抜いたソフトパワーがある。