対韓貿易赤字18兆から30兆に…FTA問題にする米議会(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.01 11:41
米国政府はこれまで韓米自由貿易協定(FTA)が大きな枠組みで両国ともに利益となるいわゆるウィンウィンの協定という立場を堅持してきた。だが細部的な通商問題に入れば双方の利害が食い違うケースも少なくなかった。
米国側が主に指摘するのは対米黒字規模、そしてこれを根拠としたFTA協定履行の「不十分」だ。こうした亀裂がドナルド・トランプの登場など米国政界の地殻変動、保護貿易主義の動き強化と合わさる場合、ややもすると対米通商の構図を揺さぶりかねないという懸念も出てくる。
韓米FTAが発効した2012年に韓国の対米貿易黒字は152億ドル(18兆1000億ウォン)だった。ところが毎年増加し、昨年には258億ドル(30兆7000億ウォン)に達した。この期間に韓国が米国に輸出した金額は585億ドルから698億ドルに100億ドル以上増えた。