【コラム】アフリカ大陸に韓国版「ミネソタプロジェクト」を(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.26 10:43
朴槿恵(パク・クネ)大統領がエチオピア(25~28日)、ウガンダ(28~30日)、ケニア(30日~6月1日)のアフリカ3カ国歴訪に出発した。朴大統領はこれらの国で開発と文化外交を結合した新たな開発協力プロジェクト「コリア・エイド」の事業開始行事にそれぞれ出席する予定だ。韓国型政府開発援助(ODA)プロジェクトが本格稼動するものだ。韓国もいまやソフトパワーを基盤とした本格的な開発協力時代をアフリカ大陸で開く。
アフリカは韓国の301倍の3022万平方キロメートルの土地に20倍を超える11億人の人口を持つ巨大大陸だ。中国やインドに匹敵する人口だ。ところがこの大陸にある54カ国の国内総生産(GDP)合計は2013年基準2兆3900億ドル程度で韓国の2倍に満たない。1人当たりGDPは2320ドルだ。地球上で最も貧しい大陸だ。上位10%の人口が全GDPの44.2%を占め、1日1ドル未満の絶対貧困ラインの下で苦しむ人が全体の36.2%に達するなど貧富の格差も大きく広がった。