韓経:大宇造船、防衛産業事業部を分社して売却へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.20 10:48
流動性危機を迎えている大宇造船海洋が潜水艦などを建造する特殊船(防衛産業)事業部を分社して売却することにした。また、アフリカの海運会社ナイダス、ルーマニアのマンガリア造船所など、現金化が可能なすべての子会社と資産を処分する方針を決めた。
投資銀行(IB)業界によると、大宇造船海洋はこうした内容の追加の経営改善計画案を20日ごろ、産業銀行に伝える計画だ。金額にすると2兆ウォン(約2000億円)台という。
大宇造船海洋の特殊船事業部は潜水艦・戦闘艦などを建造中で、年間売上高は1兆ウォン以上。年平均営業利益率が7-8%台と推定される最も重要な事業部だ。国内M&A(企業の合併・買収)市場で1兆5000億ウォン以上を受けるという分析が出ている。大宇造船海洋は特殊船事業部を分社後に売却するか、防衛産業事業を保有する国内外企業との合併を推進するなど、さまざまな処理案を検討している。