「軍艦島の世界文化遺産登録は金儲けが狙い」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.19 07:42
小説家の韓水山(ハン・スサン)氏(70)が長編小説『軍艦島』(全2巻、チャンビ)を出した。日帝時代の悪名高い「軍艦島(端島)」に強制徴用され、後に長崎原爆被害まで受けた朝鮮人を描いた作品だ。2003年の長編小説『カラス』(全5巻)では、第2次世界大戦当時の国際情勢、日本の戦時状況、原爆製造過程などに関する技術的な描写など、副次的な部分を表した。
軍艦島に連れていかれて炭鉱で働いた韓国人とその家族はまだ正確な数が分からない。島で死亡した人は122人という説があるが、誰がどのように死亡したかという記録も残っていない。小説は、殺人的な強制労役に耐えられず命がけで脱出するが、次に原爆という災難にあう徴用者の悲劇をリアルに描いている。