【コラム】防弾少年団の札幌「防弾公演」(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.05.03 15:18
「防弾少年団」が札幌に来た。耳に残るラップと華麗なダンスで「BIGBANG」とともに世界的にKヒップホップ人気を主導しているという、あのグループだ。ある専門職の女性が「大学まで卒業した娘が韓国ヒップホップグループのチケットを購入しようとコンピューターから離れない」と話していたが、彼らのためだった。
ぎこちない発音だが韓国語の歌詞を一緒に歌い、感激で涙を流す隣の席の少女を見ながら、韓日関係にはこのように微笑ましい側面も現実に存在するという希望が膨らんだその時、ある女性観客が防弾少年団のリーダー「ラップモンスター」とハングルで書かれたカードを振りながら立ち上がった。すると黒いスーツの男性が現れ、彼女に何か耳元で話して席に座らせた。このようなことが2、3回繰り返された後、女性観客はカードを振るのをあきらめたようだった。私が気づかない何か危険な要素でもあったのだろうか、もう一度注意深く見てみたが何も発見できなかった。札幌ではやや薄いと思われるレースのスカートでおしゃれをしているだけで、彼女は世界にいる数百万人の韓流ファンの中でも穏やかな方だ。