【噴水台】憂鬱な学閥社会の終焉=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.02 10:10
過去、英紙「ザ・タイムズ」を見て驚いたことがある。ケンブリッジ大卒生を成績によって5等級に分けた後、実名を入れた記事が出たではないか。プライバシー重視の風土で、今はケンブリッジ大が唯一の成績公開大学になったが、ついこの前まではすべての英国の大学がこの伝統を守っていた。
以前は個人別席次を、それも本人に知らせる前に公開したという。だが、「ひどい」という批判によって、成績は5等級に、公開時期も本人通知後に変えた。もちろん学生らは成績公開に絶対に反対だ。それでも「勉学に役に立つだけでなく、学士学位が社会的に認められるようになるなら、個人別達成度も公開しなくてはならない」という主張が反対派をおさえた。英国には卒業生ネクタイというものもある。出身学校の象徴で、就職面接の時に締める。あえて学歴を明かさなくても、試験官はそのネクタイを見るだけで出身校を瞬時に知ることができる。こんな学閥社会は他にない。