韓経:【社説】新しい金融通貨委員に抱く期待と懸念=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.21 09:41
金融通貨委員会が今日、新しくスタートする。委員7人の中で外部委員は韓国銀行(韓銀)総裁と副総裁を除いた5人だが、うち4人が同時に交代した。景気停滞が可視化しているだけに、今回の金融通貨委に対する期待と懸念はいつよりも強い。
この数年間、グローバル市場では通貨戦争という表現が一般化するほど政策競争が激しい。米国が大規模な量的緩和(QE)という非伝統的通貨政策で流れを主導してきた。欧州中央銀行(ECB)と日本銀行(日銀)はさらに一歩踏み出してマイナス金利まで導入した。「近隣窮乏化」という批判にもかかわらず、自国の危機のためにわが道を進む姿だ。数日前にはシンガポールが通貨バスケットの平価切り上げ幅をゼロにし、アジア通貨戦争の戦線を拡大した。