韓経:<悩む韓日中中央銀行>試される韓銀総裁の所信
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.05 14:10
市場の異常信号のため韓国銀行(韓銀)の悩みが深まっている。4日、国債3年物の金利は年1.494%と、過去最低となった。市場の長期金利が超短期の政策金利(年1.5%)を下回ったのだ。利下げ期待がそれだけ高まったという意味だ。債券市場がこのように先を進めば李柱烈(イ・ジュヨル)韓銀総裁にもジレンマとなる。市場に応じれば政策の一貫性が問題であり、市場を無視すれば信頼が傷つくからだ。
「(成長率)見通しを低めたから金利を引き下げるしかない? 全く同意しない」。先月14日の韓銀金融通貨委員会本会議の直後、李総裁は記者たちに力説した。中国景気減速などリスク要因はあるが、機械的に金利を下げて対応することではないとの説明だった。市場では「タカ派(通貨緊縮論者)李柱烈」という言葉が出回った。