韓国代表する知性6人、総選挙を診断(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.04.17 13:11
4月13日の総選挙の結果は政治地形の大変化だった。だれも権力を独占できない3党体制と与小野大国会。
専門家らは「有権者が投票で『1987年体制』を破った」という診断を出している。87年の民主化で大統領直接選挙制を勝ち取って大統領5年単任制と小選挙区制は韓国政治の骨組みになり、小選挙区制がボス政治と結合し地域割拠政治の弊害も固定化された。だが今回の総選挙では「保守の心臓」大邱(テグ)をはじめとする嶺南(ヨンナム)圏で「共に民主党」と野党性向の無所属当選者が多数輩出された。湖南(ホナム)でも与党セヌリ党の当選者が2人出た。地方区投票と比例代表投票を異なる政党に入れる有権者の戦略的なクロス投票の前に小選挙区制は事実上無力化された。