【コラム】トランプ現象は終わるのか=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.08 13:25
ドナルド・トランプは一つの超常識的現象(Transcendental phenomenon)でウィスコンシンまで突っ走ってきた。ドイツ時事週刊誌『デア・シュピーゲル』は彼を小学4年レベルの知能を持つ人間として描写した。米国の主流メディアは当初、彼の大統領選挙出馬を冗談と見ていた。しかしドナルド・トランプという名のジャガンナート(juggernnaut=巨大な怪物)の前で、米国の品位が力なく崩れ、米国の文明自体が脅かされる状況となった。共和党の主流勢力は精神がもうろう状態であり、どうしてよいのか分からないようだ。トランプのノイズマーケティングに白人低学歴貧困層が熱狂し、共和党極右勢力のティーパーティーがトランプのバンドワゴンに跳び乗った。無限疾走していたトランプが4月5日のウィスコンシン共和党予選でテッド・クルーズに足をすくわれた。
政治的な常識を超越したトランプ現象はウィスコンシンまでなのか。共和党の主流勢力と米国民主主義の未来を心配する米国人、彼の非常識な対外政策発言が気になる韓国と日本とNATO同盟国はそうなることを願っている。しかし速断してはいけない。少なくとも代議員数92人の4・19ニューヨーク州予備選までは待たなければいけない。代議員数が169人のカリフォルニアも残っている。