日帝強制占領時の強制徴用労働者宿舎に存廃議論=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.08 09:17
3日午後、仁川市富平区(インチョンシ・プピョング)プヨンロ21-81の一帯。高いマンション建物の間で、低層の古くて小さな家90軒余りが連なっている。コンクリート壁は塗りがはげて一部は崩れ、相当数の建物の屋根が落ちていた。門扉は大人1人が入るのにも狭苦しかった。空き家のドアを開けて入ると13平方メートル程度の小さくて暗い部屋が見える。建物の片隅には、カギのかかった共用トイレがある。「三菱列社宅」だ。
この列社宅の保存問題をめぐる議論が真っ最中だ。見た目が良くないので完全撤去すべきだという主張と、改装を推進する区庁が対抗している。またもう一方では、列社宅地域に歴史記録版を設置すべきだという学界専門家の主張と「住居空間を観光商品にする」という居住民が対抗している。