「平和線宣言で独島占拠」日本の主張覆す証拠見つかる
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.03.27 13:18
韓国の李承晩(イ・スンマン)政権が一方的に平和線を宣言し、独島(ドクト、日本名・竹島)を不法に占拠した」という日本政府の公式の立場と異なり、日本の外相が平和線設定4年後の1956年に「平和線は韓国の主権行為」と認めたことを証明する日本側の文書が発見された。日本政府がこれまで李承晩大統領の平和線画定自体の不法性を提起し「韓国の独島不法占拠」の主張を展開してきただけに議論が予想される。
世宗(セジョン)大学教養学部の保坂祐二教授は、1956年4月13日に当時の日本の重光葵外相が衆議院法務委員会に出席し、平和線について「韓国が独立国としてやった処置…日本がこれを否認していくことはできぬこと」と発言した衆議院速記録を発見したと明らかにした。これは「外相が李承晩ライン(平和線)を認めるようなこと言ってもいいのか」というある国会議員の批判的な質問に対する答弁だった。日本の安倍政権は島根県の「竹島の日」の行事に次官級政府高官を4年連続で派遣し独島領有権主張を強化している。