<ボアオ・フォーラム>中国首相「人民元切り下げない…アジア金融協力協会の設立を」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.25 08:27
中国の李克強首相が「アジア金融協力協会」の設立を提案し、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の年内妥結を促すなど、アジア諸国の経済統合を加速化するための戦略を明らかにした。李首相は24日午前、中国海南省博鰲(ボアオ)で開かれたボアオ・アジア・フォーラム2016年年次総会で、中国経済に自信を表明しながらこうした構想を公開した。
アジア・欧州12カ国の政府の首脳が出席した中、フォーラム基調演説をした李首相は、アジア諸国が共同で努力すべき原則として▼平和安定▼経済成長▼開放包容▼融合発展▼創新活力の5つを提示した後、域内の金融危機再発を防ぐための機構としてアジア金融協力協会の設立を提案した。また「アジア文明対話大会」の創設も提案した。李首相は「アジア文化の根本は開放と包容にある。さまざまな民族、宗教、文化が共存・交流しながら人類に貢献した地域がアジア」とし「世界の主要宗教のほとんどがアジアで誕生した」と強調した。