【社説】5回目の核実験は北朝鮮の自滅を催促するだけだ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.16 17:06
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)が5回目の核実験と核弾頭の搭載が可能な弾道ロケットの発射実験を暗示するなど、脅威のレベルを持続的に高めているのはすでに予想された行動だ。北朝鮮が国連安全保障理事会の制裁と個別国家の独自制裁圧力に屈服し、すぐに核放棄を宣言するとは誰も考えていなかった。何があっても核開発を完成するという意志を見せることで国際社会の協調を揺さぶり、5月の党大会に先立って核保有国の意志と度胸を誇示することにより内部の動揺を防ぎ、体制の結束を固めるというのが一般的な予想だった。
その予想を抜け出さないが、今度は少し急ぐ感じだ。特に4回目の核実験をしてから間もない状況で、核弾頭の発射準備ができたと公言し、弾道ロケットの大気圏再突入技術の確保に成功したことを祝っている。大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載できる核弾頭小型化と弾道ロケットの大気圏再進入が可能なレベルに達していないという韓米軍当局の評価を払拭するという意図だ。