【社説】核実験の対北朝鮮制裁、中国は答えよ
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.01.10 13:07
北朝鮮は6日、国際社会の警告と懸念にもかかわらず4度目の核実験を強行した。金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が新年辞ですら核問題を言及しないほど隠密に核実験が進められ、韓国をはじめとする国際社会は後頭部を殴られた格好となった。兆候すら把握できないままお手上げとなった朴槿恵(パク・クネ)政権だけでなく、米国、中国、日本など関連国と国連はこれまでの3回の北朝鮮の核実験の時と同様にあわてている。韓国政府の実質的な最初の対応は対北朝鮮拡声器放送の再開だった。金正恩政権にある程度の打撃を与えることはできるだろうがこれは根本的な北朝鮮の核対策にはならない。米国のオバマ政権は「対北朝鮮原油供給中断」という制裁カードをいじっているが北の挑発を懲らしめたり問題を解決する決定的な手段を期待するのは期待できない状況だ。
結局答ははっきりしている。習慣のように繰り返される北朝鮮の「核挑発」にブレーキをかけるためには中国が断固とした姿勢を見せなくてはならない。今回も口頭での警告程度にとどめてやり過ごしてしまうなら中国が期待する韓半島非核化は遠ざかるだろう。