【時視各角】「生理用ナプキンと哺乳びんが韓国を救う」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.14 10:29
似たような奇跡が生理用ナプキンでも起きた。中国の生理用ナプキン市場は何と10兆ウォン規模。特に大都市のプレミアム生理用ナプキン市場は、グローバルブランドであるP&Gなどが掌握してきた。だが2014年に発ガン物質の蛍光増白剤問題が発生し、昨年には放射能基準値の35倍を超える中国製生理用ナプキン事件が起きた。中国の大都市に住む若い女性たちを中心に突然、韓国産の漢方生理用ナプキン風が吹いた。放射能・蛍光増白剤汚染が全くなく防臭も優れているといううわさが出回ったのだ。あっという間に生理用ナプキン・おむつを生産するモナリザの株価が700ウォンから4270ウォンに上がった。
ボリョンメディエンスとモナリザは韓国経済の変化を予告する前兆だ。中国は輸出・投資から内需・消費側に方向を定めて消費者の食欲も複雑になった。どうせ最上位ブランドは欧州が独占するのは明らかだ。だが次上位ブランド市場は韓国が挑戦してみる価値がある。もちろんリスクはある。中国の地元企業などがいち早く品質と安全性を引き上げ、これまで海外ショッピングを奨励してきた中国政府の外国為替政策がいつ変わるかも分からない。だが中国の消費者は、現地の土壌や空気まで汚染されたと不信に思っている雰囲気だ。韓国企業が現地で生産する製品も信じられないようだ。よっぽどでなければハングル語のついた商標がついて初めて信じて購入するだろうか。