GNIに対する韓国の大企業賃金、日本より高い
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.11 08:57
韓国雇用市場の二重構造が深刻だ。大企業や公企業の正規職と中小企業正規職、または非正規職との格差が大きいということだ。経済協力開発機構(OECD)も韓国社会統合報告書を通じて「深刻な問題」と指摘するほどだ。
韓国の労組組織率は10.3%に過ぎない。ところが1000人以上の大企業は73%に達する。公共部門も67.6%だ。全体の労組組織率をこれらが支えている格好だ。逆に中小企業には労組がほとんどない。大・公企業の労組は強力な交渉力をベースに賃金のような労働条件を引き上げてきた。
大企業正規職の平均勤続年数は10年2カ月だ。半面、中小企業と非正規職の勤続平均は4年4カ月にすぎない。大企業への移動も閉鎖的だ。中小企業正規職から大企業正規職へ離職したケースは6.6%にとどまっている。中小企業非正規職が大企業正規職に移った事例は2.8%にすぎない。