「春風」話した経済司令塔、問題は「輸出風」=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.10 09:20
「もう春がきている」。
7日に柳一鎬(ユ・イルホ)企画財政部長官兼副首相が部内の幹部会議を終えて切り出した言葉だ。半月ほど前の李柱烈(イ・ジュヨル)韓国銀行総裁の発言とも妙に対照的だ。李総裁は先月19日に銀行頭取らと会った席で現在の経済状況を「春来不似春(春は来たが春のようではない)」と表現した。柳副首相が春を持ち出したのは「心理戦」次元と読み取れる。彼は「経済は心理」とし、「冷静な現実認識も重要だが過度な不安心理が広がり経済主導者が萎縮しないようにしなければならない」と強調している。