【コラム】韓国だけが低成長ではないのに過度な悲観論は助けにならない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.08 09:02
最近の韓国経済の成績は懸念するに値する。成長率3%台維持を壮語できない状況で輸出不振が続き、家計負債と政府負債は増加の一途だ。これを金大中(キム・デジュン)・盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権10年の成果と比較し、朴槿恵(パク・クネ)政権、ひいては保守政権の経済政策失敗と断定しようとする向きもある。だが経済成果を比較するには公平なものさしと客観性が前提にならなければならない。
成長率の比較が端的な例だ。金大中・盧武鉉政権10年間の韓国経済は平均4.8%の成長を記録したが、李明博(イ・ミョンバク)・朴槿恵政権の8年間は平均3.1%の成長にとどまった。だが輸出依存度が高い韓国経済の特性上、世界経済要件を考慮しなければ評価は公正にならない。