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<フィリピン「Kクライム」現場を行く>(上)現地在住韓国人が被害者…生意気な態度が犯罪呼ぶ(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.01 14:22
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不十分な捜査力と治安状況も韓国人殺害事件が増える主な原因に挙げられる。外交部によると、過去1年間に海外で殺害された現地韓国人は35人だが、うち11人がフィリピンだ。単一国家の中で最も多い。フィリピン国内の殺人事件数も9945件(2014年基準)、一日に27件ずつ発生し、韓国(938件)に比べ10倍以上多い。しかし人口が1億人のフィリピンで警察の数は約14万人だ。フィリピンの人口の半分ほどの韓国と警察の数が似ている。

アンヘレス所在コリアンデスクのイ・ジフン警監(33)は「フィリピンで犯罪が発生すれば、警察は私金で燃料費を負担して捜査しなければいけない」とし「それほど捜査の意志が弱い」と説明した。

 
先月3日に訪れた首都マニラの代表的な歓楽街マラテでは、酒に酔った韓国人が大声で暴言を吐く姿があちこちで見られた。また大通りから少し外れると迷路のような貧民街につながる。暗い貧民街には防犯カメラは全くなかった。

違法私製銃器が流通しているのも問題だ。現地住民R(57)は「1万5000ペソ(約38万ウォン)で38口径の私製拳銃が手に入る。登録証もなく、いかなる記録もない銃」と話した。

現地人を無視する韓国人の態度も犯罪を呼ぶ要素だ。「マヤバン」(生意気な態度を意味するタガログ語)を見せている一部の韓国人のためだ。2013年4月にアンヘレスの食堂で食事して出てきたイムさん(34)ら3人をフィリピンの強盗が銃で殺害した事件の背後にも情報を提供した元運転手がいた。在フィリピン韓国大使館のシン・ギョンソ協力領事(52)は「韓国人の振る舞いに恨みを抱いたフィリピン人が雇い主の居場所を強盗や請負殺人業者に知らせて殺人に飛び火するケースが少なくない」と話した。


<フィリピン「Kクライム」現場を行く>(上)現地在住韓国人が被害者…生意気な態度が犯罪呼ぶ(1)

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