韓経:韓国、NASAとともに宇宙開発へ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.01 12:57
韓国と米国はその間、宇宙技術分野では距離を置いてきた。現在推進している月探査も政府傘下機関の韓国航空宇宙研究院とNASAの間の協力意向書を交換するなど協力が散発的に行われた。大型宇宙開発分野ではロシアが韓国を支援した。ロシアとは2004年に宇宙技術協力協定、2006年に宇宙技術保護協定を締結した。多目的実用衛星アリラン号や科学技術衛星など国産人工衛星の基礎技術は英国と欧州、イスラエルとの協力で習得した。
最初の韓国宇宙飛行士輩出と宇宙ロケット分野でも協力は少なかった。初の韓国宇宙飛行士はロシアのガガーリン宇宙センターで訓練を受け、ロシアのロケット「ソユーズ」に乗ってISSに行った。2013年に全羅南道高興外羅老島の羅老(ナロ)宇宙センターで打ち上げた「羅老」もロシアと共同開発して打ち上げた。現在開発中の韓国型ロケット(KSLV-2)の核心であるエンジン技術をはじめとするロケット発射台核心技術もロシアの技術を基礎とする。宇宙分野に関しては親露性向が強かった。