金正日を震え上がらせたラプター、機体に武器隠してステルス最大化(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.18 08:28
10日昼12時、京畿道烏山(オサン)空軍基地の滑走路は冬の風が激しかった。寒さで足が冷えた頃、「米空軍のステルス戦闘機F-22が進入しています」という空軍関係者の声が聞こえた。
滑走路の東側上空に濃厚なグレーの戦闘機4機が姿を現した。現存する最強の戦闘機F-22だった。沖縄県の嘉手納基地を出発して2時間後だ。韓国空軍の4機のF-15Kが誘導飛行し、その後ろを米空軍の4機のF-16Cが護衛した。F-22はあたかもVIPが乗る車のようにその後を追った。
猛禽類を意味する「ラプター(Raptor)」と呼ばれるF-22の姿は鋭さを感じさせた。先月中旬に烏山基地で見たB-52がトラックなら、F-22はセダンだ。19.7トンの戦闘機が着陸しても、ほとんど音はなかった。空中での旋回も滑らかだった。米空軍は当初、北朝鮮の核実験(先月6日)直後にラプターを韓半島に配備しようとした。しかし最新鋭戦闘機を韓半島に配備する問題をめぐり米国内で論争があったという。こうした中、北朝鮮が長距離ロケット(ミサイル)を発射したため決断を下したと、空軍関係者が伝えた。