対中国輸出は最近１年３カ月間で１３５億９０００万ドルから９４億８０００万ドルに減り、中南米への輸出も３７億２０００万ドルから２０億８０００万ドルへと半分近く減少した。３０億８０００万ドルまで増えた中東への輸出もやはり１７億４０００万ドルに縮小した。地域別では欧州連合（ＥＵ）を除くすべての地域で輸出が座り込んだ。

◆主力品目の輸出単価下落まで

さらにグローバル供給過剰のために主力品目の輸出単価も急激に下落した。代表的な供給過剰業種である鉄鋼は１年３カ月間で１トン＝９７９ドルから７２７ドルへと２５．８％単価が下落し、コンピューター用ＤＲＡＭ（４ギガバイト）の価格も３．５９ドルから１．８９ドルへと４７．４％低くなった。液晶表示装置（３２インチ）価格もこの期間に９５ドルから５５ドルへと半分近く下落した。

政府は今月末、韓国・イラン経済共同委員会を開くなど新市場への進出で輸出不振を打開するという戦略だ。だが現在、国会で足止めされている「企業活力向上のための特別法」（ワンショット法）など経済活性化法が処理されなくては構造的な輸出不振から脱却しにくいという指摘も多い。

政府関係者は「輸出減少はほとんど対外変数が多く、韓国政府が直接的に対応しにくい面がある」として「グローバル供給過剰業種に属する韓国企業が先制的に構造調整に出て体力を育てられるようにワンショット法を国会で処理されることが韓国の輸出回復に実質的な助けになる」と話した。




韓経：＜韓国輸出ショック＞携帯電話まで後ずさり…主力の全１３品目輸出減少（１）