【噴水台】太極旗の愛国主義=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.31 16:16
太極旗のシーンが印象的な映画を2本。観客1000万人映画『国際市場』と公開中の『暗殺』だ。『国際市場』のファン・ジョンミン夫婦は道路で夫婦げんかをしていて国旗下降式のサイレンが鳴るとすぐに起き上がり「国旗への敬礼」をする。恐らく1970年代の世相を反映した風景だが、上から強要された愛国心コードへの省察が足りないシーンだという批判が多かった。
上海臨時政府の親日派暗殺作戦を素材にした『暗殺』は、ポスターに太極旗が登場する。主な人物が太極旗のかかった部屋の中に集まっている。暗殺要員に選ばれたチョン・ジヒョンら3人が門出にあたり記念撮影するシーンもある。やはり大型の太極旗の前で「大韓独立万歳」というスローガンを叫びながらだ。無邪気な士気に燃える青年のような彼らの写真はもの悲しさをかもし出しているが、映画のクライマックスに再び登場して客席をわっと沸かせる。ソーシャルメディアにもこのシーンに胸がじんとしたというネットユーザーの評が続く。