<先進国の追撃、夢にも思わない韓国>「経済追撃速度」米国にも追いやられる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.13 13:28
ある国の経済が、ほかの国にどれほど早く追いつくかを意味する「経済追撃速度指数」で、韓国の昨年の順位が前年よりも下がったことが分かった。中国やインドなどの新興国はもちろん米国・日本など先進国の順位が上がったことと対比される。12日、社団法人経済追撃研究所(所長:ソウル大学経済学部イ・グン教授)と韓国経済新聞が国際通貨基金(IMF)の最新統計を活用して共同調査した結果だ。これによれば昨年の韓国の経済追撃速度指数は73点で世界26位を記録し、83点で21位だった2014年よりも5ランク下がった。一方で2014年に43位と韓国に大きく遅れをとっていた米国は20位と韓国を追い抜いた。
経済追撃速度指数は、ある国の1人あたり国内総生産(GDP)増加率(所得水準)と、世界経済に占めるGDP割合(経済規模)の増加率を分析して計算する。一般的に使われるGDP増加率が絶対評価である一方で、経済追撃速度指数は他国と比較した相対評価とみることができる。「国家間経済追撃(catch-up)」を研究して2014年に国際シュンペーター学会で「シュンペーター賞(Schumpeter Prize)」を受賞したイ・グン教授(ソウル大)が2012年に考案した。