北朝鮮は６日、水素爆弾の試験に成功したと明らかにした。４次核実験の強行だ。１～３次核実験時は、北朝鮮はあらかじめ米国や中国などの関連国に通知や公開的予告をしていた。

１次核実験は２００６年１０月９日だった。北朝鮮は６日前の１０月３日に「委任による外務省声明」を通じて関連国に安全性が徹底的に担保された核試験を行う予定だと知らせた。「米国の核戦争の脅威と制裁策動のために核実験は避けられない」としながらだ。

２次核実験（２００９年５月２５日）時は、２６日前の４月２９日に外務省報道官の声明を通じて「国連安保理が直ちに謝罪しない場合、核試験、ＩＣＢＭ（大陸間弾道ミサイル）発射試験など自衛的措置をやむを得ず進めるほかはない」とした。２０１３年２月２２日の３次核実験時は１９日前の１月２４日に国防委員会の声明を通じて「さまざまな衛星と長距離ロケット発射と高レベルの核試験を行う予定」といった。

外交部当局者は「米中が通知を受けたのかなどを確認中」としながら「事前通報というものが差し迫ってから行うとか、はっきりと表現せずに後になってその時に事前通報をしたのだなと気づいた場合もあった」と伝えた。

米ＣＮＮ放送は北朝鮮の水素爆弾実験の主張に関連し、国連安保理会議が直ちに招集される予定だと報道した。

１次核実験後の決議１７１８号の採択までは５日、２次核実験後の決議１８７４号採択までは１８日、３次核実験後の決議２０９４号採択までには２３日かかった。

今回は迅速な追加制裁措置がなされる可能性があるというのが外交界の観測だ。

３次核実験の時に可決された２０９４号は、北朝鮮の追加挑発時には自動的に重大な追加措置を取るといういわゆる「トリガー条項」を含めておいたからだ。