【時論】うぬぼれの代価=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.05 10:39
時々こんな考えが頭をよぎる。試合で優勝した選手がソファに座ってビールを飲みスナックを食べている。勝利と受賞の瞬間が収められたビデオを見ているチャンピオンの腹はふくれている。自ら満足に思い今後の試合でも厳しいトレーニングを経ずに勝利できるといううぬぼれに陥っている。
事業家である私はもしかすると私の会社を苦境に陥れるかも知れない新たなトレンドを見逃すのではないかと心配しながら通う。そのためいつでも変化に対しアンテナを張り未来に視線を集中する。
韓国で生まれ若くして米国に移民した私は短い日程だったがしばしば韓国を訪れたりした。最近では数カ月程度の長期滞在をしたこともある。長期滞在してみると故国が違って見えたりもする。そして韓国がうぬぼれに陥っているのではないかとの心配ができ始めた。まるで先に述べた太っちょのチャンピオンのように、漢江(ハンガン)の奇跡を成し遂げた韓国がただ気楽に過ごしていれば今後の逆境も無難に克服できるかのように考えているのではないかと疑問に感じる。