サムスン副会長の勝負…「バイオ医薬で第2の半導体神話」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.22 10:10
サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長は昨年11月、世界的な製薬会社ロシュの最高経営責任者(CEO)のセブリン・ シュバンと、今年9月には米製薬会社ブリストル・マイヤーズ・スクイブのCEOジョバンニ・カフォリオと会った。サムスンバイオエピスのコ・ハンスン社長とともに数回海外出張にも行った。サムスンは2010年にバイオ医薬品を未来成長動力に育てるという戦略を立ててから強力なドライブをかけてきた。21日に仁川(インチョン)・松島(ソンド)経済自由区域で起工式を開いたサムスンバイオロジックスの第3工場はこれまでの結実だ。
注文を受けたバイオ医薬品を生産するサムスンバイオロジックスは現在3万リットルの生産規模を備えた第1工場を稼動している。建設を終え生産前点検中の第2工場(15万リットル)は来年3月に稼動を始める。2018年9月に第3工場まで完工すればサムスンバイオロジックスは生産規模36万リットルの世界最大のバイオ医薬品生産施設を備えることになる。規模で競合企業のスイスのロンザ(26万リットル)、ドイツのベーリンガーインゲルハイム(24万リットル)を抜くことになる。