【論争】『帝国の慰安婦』著者起訴…歴史で名誉毀損を問うてはいけない(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.16 14:07
「ダダダーン」から始まるベートーベンの『運命』の最初の小節を知らない人はいない。私はこの文を書きながら、それをまねたい。率直でもいいか。率直でもいいか。率直でもいいか。率直でもいいか。まず、『帝国の慰安婦』の批判者たちは「朴裕河(パク・ユハ)が虚偽の事実と不正確な研究をしておいて、表現の自由の背後に隠れようとしている」という、聞くのもうんざりするような誹謗を終わらなければならない。
「真実VS虚偽」「厳正な学問VS学問の自由」「元慰安婦女性の苦痛VS個人の名誉」という構図は、大衆を批判者側にしながら著者を悪魔化している。だが朴裕河は、表現や学問の自由を争点にして自身を守ろうとしたことはない。大部分が歴史家である批判者たちにとっては、表現の自由ではなく名誉毀損罪が争点でなければならない。歴史分野は被研究者の利益や名誉と相反する事例が多く「率直に話せない課題」が散在している。