【コラム】13世紀前のバイキングの規律と21世紀の韓国政治(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.07 15:42
3.立派な商人になれ。「市場が望んでいるものを探し出せ。守れない約束はするな。ぼったくるな。撤収する時に備え、すっきりと整理された対策を用意せよ」。労働市場という土地の地力が尽きた。土を入れて肥料を与えなければならない。雇用の植物を育てようと国民の相当数が願っている。ところがこれを後回しにされて福祉政策が乱舞する。国民年金が枯渇し、国家財政がふらつきかねないという政府の財政推計発表も牛の耳に念仏だ。こんなことでは財政に問題が出れば国民からぼったくることは明らかだ。1兆ウォン農漁村共生基金という割当ぼったくりも出てこなかったか。出口戦略がないために一度難関に直面すれば右往左往するのが常だ。外国為替危機の時のように外国に手を広げるなという法はない。その時、私たちはどんな内容の自己紹介を書くことになるだろうか。
4.キャンプは秩序整然に維持せよ。「物はきれいに整頓された状態で管理せよ。強い組織にする余興を用意せよ。すべての人が必要なことをしているのか点検せよ。すべての組織員にとってより良い方法がないか自問せよ」。一糸不乱に世論を取りまとめて果実を分け合う非常に楽しい場がうかがえる。各自に与えられたことを公益の立場で正しく遂行してこそ国家が回っていくという大原則もある。支離滅裂になった野党や、必要な所よりも私益のために予算を駆け引きする私たちの姿とはほど遠い。このような政界に興が沸くことなど皆無だ。