【中央時評】日本の浪漫的愛国心(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.03 08:58
11月12日の日本の新聞は東京戦犯裁判を検証する委員会が首相直属機関として設置されると報じた。その日は東京裁判宣告67周年であり、その便りはさらに陰鬱に感じられた。
東京裁判は太平洋戦争を公式的に終える手続きだった。日本が1931年に満州を侵攻した後、1945年に米国に降伏するまで、日本が犯した無数の過ちに対して明白な責任がある戦犯25人に責任を問うたのだ。少数の指導者にのみ責任を問うたため、東京裁判は「浄化法」の性格を帯びた。第2次世界大戦で日本の人々が犯した重大な罪を象徴的に洗い落としたのだ。それで独ニュルンベルク裁判とともに東京裁判は残酷な戦争を公式的に終え、新しい国際秩序を用意する契機となった。