【コラム】朴槿恵政権の「安倍首相を知ること」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.25 09:36
強烈だった。しかし苦々しい。韓日修交50周年記の念行事だ。2カ国の首脳が登場した。ソウルと東京の相手方の記念式典でだ。朴槿恵(パク・クネ)大統領と安倍晋三首相はそれぞれ誓った。和合と未来だ。行事の場所は活気に満ちていた。だが貧弱だった。それは冷たい両国関係を圧縮している。
その場面は奇妙な逆説だ。2人の家族史のためだ。両国の修交は朴正煕(パク・チョンヒ)大統領の決断だった。朴正煕の言葉は苦悩にあふれていた。「過去だけを問い詰めれば日本は不倶戴天だ。昨日の怨讐でも、私たちの今日・明日のために必要ならば、彼らと手を組まなければならない」。その悲壮さは韓日間に新たな裾野を切り開いた。その中に日本を活用しようとする意味が入れられた。用日の戦略だ。娘の時代にその地平はこんがらかった。