【時視各角】中国は「半導体崛起」するというが…(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.11 09:45
中国が経済開放を加速して投資誘致に熱を上げていた2000年代初期、中国産業実態取材チームの一人として中国を訪問した。当時、中国は取材も中央政府の統制の下で許可された取材のみ可能だったが、我々は申告もせず中国各産業都市の現場を回った。それでも会いたかった経済担当者にはほとんど会えた。韓国の半導体産業担当記者といえば、党の指示とは関係なく取材を歓迎した。彼らは自分たちがどれほど半導体を熱望しているかを説明し、システム半導体を製作できるファウンドリファブを見せながら「投資さえあれば粉骨砕身する」と意欲を見せた。
中国が半導体崛起を宣言したのは5年前だが、彼らの半導体に対する執念と摸索はかなり古い。ついに中国は自らメモリー工場を設立すると明らかにした。システム半導体とは違いメモリーは参入障壁が高い。このため中国はメモリー企業のM&A(企業の合併・買収)に挑戦した。マイクロン買収を進めたが失敗に終わり、最近は米国のNAND型フラッシュ企業サンディスクを間接的に買収した。しかし米国政府がサンディスクの技術移転を防ぐという観測が支配的であるだけに、M&Aを通じたメモリー進出は容易ではない。にもかかわらず彼らは投資に乗り出したのだ。