祖父母の資金、孫に譲ろうという日本(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.10 09:46
4日午後12時、東京・銀座の三越百貨店に近いある専門飲食店。お昼のセットメニュー価格は1人当たり最大5500円だが売り場はお客でぎっしり埋まる。ただ多くのお客が60代以上だ。白髪の70代以上の高齢者も多かった。30~40代のサラリーマンは見つからない。10年以上日本で生活した観光ガイドのユ・ジョンミさんは「若い日本のサラリーマンが昼食に使うお金は500円前後。価格が10倍以上のこの店は年金で豊かな銀行資産を持つ高齢層だけが来られる」と話した。
高齢者にお金が集まっている日本の状況を見せる風景だ。
日本の60歳以上の高齢者の資産規模は日本の総資産の60%に達する。このため日本は高齢者の財布を開き暮らし向きが厳しい若者にお金が流れるようにするために全力を挙げている。いわゆる「世代間資産移動」だ。