来年末から高速鉄道ＫＴＸを利用して地方都市から仁川（インチョン）国際空港への所要時間が最大で１時間程度短縮される。

仁川空港公社・韓国鉄道公社・韓国都心空港は来年末にＫＴＸ光明（クァンミョン）駅に都心空港ターミナルを建設することで２２日、業務協約（ＭＯＵ）を締結した。多くの地方発ＫＴＸ路線が光明駅を経由するため、ここに都心空港ターミナルがつくられれば地方からの利用客や地方へ旅する外国人観光客の利便性が改善されるものとみられる。都心空港ターミナルが設置されれば光明駅から仁川空港までは１０～１５分間隔で１日９０本の直通リムジンバスが往復する。

仁川空港公社のパク・ワンス社長は「仁川空港までの所要時間は仁川空港直通ＫＴＸより約３０分、ソウル駅や龍山（ヨンサン）駅で下車して空港鉄道やリムジバスに乗り換えて仁川空港に行くよりは最大６３分短縮できるという検討報告が提出された」と説明した。都心空港ターミナルでは前もってチェックインと手荷物委託ができて出国手続もさらにスピーディーかつ便利になる。

現在、地方から仁川空港に行くためにはリムジンバスやＫＴＸ、国内線航空機を利用しなければならない。地方都市を行き来するリムジンバス（一日３２８本）は首都圏の１４％水準に過ぎず、仁川空港直通ＫＴＸ（片道１１本）と国内線航空機（片道６便）も運行回数が多くない。