韓国の論文数は世界12位…引用回数は32位
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.21 09:51
韓国は論文数で世界12位だ。韓国研究財団によると、2013年1年間で国内研究者が発表した国際学術誌論文(SCI)は計5万1051本だ。では論文の質的な面はどうだろうか。国内研究者が発表した国際論文の被引用(他の研究者の論文に引用された回数)は平均4.55回で世界平均(5.32回)を下回る。国家別順位では32位にとどまっている。
論文本数は多いが、後続研究を刺激するような優秀な論文は多くないということだ。韓国主要大学もほぼ似たような状況だ。韓国研究財団が、2003~2013年に発表された国際論文のうち、被引用が分野別上位1%に入る論文(1%論文)約12万本を分析した結果、世界の名門大学が出す研究結果で「上位1%論文」の比率が高かった。米国マサチューセッツ工科大学(MIT)は全体論文5万851本のうち5.15%の2617本が「1%論文」だった。半面、韓国を代表する理工系大学のPOSTECH(浦項工科大学)とKAIST(韓国科学技術院)はそれぞれ1.58%(207本)、1.34%(269本)だった。
ソウル大・高麗(コリョ)大・延世(ヨンセ)大も「1%論文」の比率は全体論文の1.12%、1.10%、0.91%だった。米ハーバード大(4.51%)、英オックスフォード大(3.27%)はもちろんアジアの競争大学であるシンガポール国立大(1.86%)や日本の東京大(1.56%)、中国の清華大(1.36%)に比べて低いほうだ。