日本より安く戦闘機購入して技術移転望んだことが無理=韓国(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.10.19 10:29
KF-X事業は韓国初の戦闘機開発事業であり、空軍の老朽機置き換えのための事業だ。戦力化に成功するためには開発リスクを最小化することが核心だ。しかし事業目標、戦力化時期、効率的事業構図、米国政府の技術移転承認とロッキードマーティンの技術協力参加の有無、安定的予算支援などどれひとつ確実なことがない状態で進められた。防衛事業庁が戦闘機開発に内在した事業的・技術的リスクは看過し、漠然としたバラ色の見通しに基づいて事業を推進してきたということだ。
今回の議論は防衛事業庁の単純な嘘から始まった。2014年9月の防衛事業推進委員会で当時の金寛鎮(キム・グァンジン)国防部長官は防衛事業庁が選定したボーイングF-15SEを60機購入する計画をロッキードマーティンF-35Aを40機購入することに変えた。F-Xの3次事業の目標が北朝鮮の核基地打撃であり、国防費が制限されたためだった。今度はロッキードマーティンの技術移転範囲が問題になった。当時第4世代戦闘機を入札したボーイングやEADSに比べ第5世代最先端戦闘機を入札したロッキードマーティンの技術移転水準は低くならざるをえなかった。