<ロッテ経営権紛争>日本ロッテホールディングス「従業員持株会は辛東彬支持」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.19 10:05
日本ロッテホールディングスが「従業員持株会は〔辛東彬(ロッテシン・ドンビン)ロッテグループ会長など〕現経営陣を支持する」と明らかにした。ロッテホールディングスは18日、「従業員持株会は株主であり別途の独立組織で、会社とは一線を画している。だが、従業員持株会は常に現経営陣を支持している」とした。辛東主(シン・ドンジュ)前副会長(61)が経営権訴訟を提起する中で、中央日報はロッテホールディングスに従業員持株会の意志に変化があったかどうか聞いた。
ここで日本ロッテの従業員持株会の意志が重要なのは、持株会がロッテ経営権紛争の核心要素に浮上したためだ。韓日ロッテ支配構造の頂点にあるロッテホールディングスの持分27.8%を保有する2大株主としてキャスティング・ボートを行使できるためだ。辛東主前副会長が今月14日にロッテホールディングスの最大株主である光潤社(28.1%)の過半持分を確保したため、従業員持株会が辛東彬会長に対する支持を撤回して辛東主前副会長側につけば状況は逆転しうる局面だ。
従業員持株会はロッテホールディングスの株式を所有する中間幹部で構成されている。幹部になれば会社株式を購入することができ、毎年約12%の配当を受け、退職時に購入価格で株式を売却する形態だ。ところで、この従業員持株会の代表はロッテホールディングス株主総会で持株会分の議決権を行使することができる。