【社説】次期戦闘機の核心技術移転不可を分かっていても契約したとは=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.23 09:17
韓国軍当局が昨年、次期戦闘機(F-X)として米国ロッキードマーチンのF35を選定しながら、核心技術の移転が難しいことを事前に分かっていても契約したという。私たちが要求した25の技術のうち21はまもなく受け継ぐ予定だが、4つの核心技術は米国政府が承認せず不可能だということだ。この技術は2025年の完了を目標に推進されている韓国型戦闘機事業(KF-X)の完成のためには絶対的に必要なものだ。もし技術移転を受けられない場合、ややもすると「看板だけ韓国型戦闘機」に転落する懸念さえある。
問題は、米国が技術移転の約束をしておきながら不意打ちをしてきたのではなく、結果的に政府が国民を欺いたという点だ。契約当時にもすでに地位配列レーダーやステルス機能などの核心技術は移転が合意に到らなかったという指摘が出ていたが、政府当局はこれを認めなかった。当局は昨年、国政監査の時も「折衝交易を通じて技術を受け継ぐ」と自信を持った。