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力が抜けたグローバル成長エンジン、貿易…今年の増加率1%(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.16 09:07
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たびたび目で見ながらも信じようとしないことがある。その間に対処できる好機を逃してしまう。韓国の経済成長の前提条件だった世界貿易に赤信号が灯った。

権威ある国際貿易見通し機関であるオランダ経済政策分析研究所(CPB)は今年の世界貿易成長率が1%程度にとどまると推定したとウォールストリートジャーナルが15日に報道した。この推定値は世界貿易機関(WTO)の4月の見通し3.3%より顕著に低い。しかし現実は不幸にもWTOの見通しとは違う動きを見せている。

 
CPBによると4~6月期の世界貿易は前四半期より0.5%減少したと集計された。1~3月期のマイナス1.5%に続き2四半期連続の減少だ。上半期は2009年の金融危機以来最悪を記録した。WTO首席エコノミストのロバート・クープマン氏は、「まるでグローバル成長エンジンのタイミングベルトが切れたかエンジンシリンダーがまともに作動していないようだ」と話した。

原因は複合的だ。中国の景気鈍化と欧州の微弱な回復が一次的に指摘される。ここに中国経済の成長戦略転換が加わる。世界の工場だった中国は内需主導経済に方向を定め輸出入が急速に減っている。その流れ弾に当たった資源大国もやはり輸出は減少し輸入は冷え込んだ。金融危機以降多くの国が自国の産業保護のため貿易障壁を高めた点も作用する。これに対しこの10年余りに世界貿易自由化ではこれといった進展がなかった。世界化とともに海外に生産拠点を移した多くの企業が自国に戻るのも貿易にはマイナス要素だ。問題はこうした要因の相当数が一時的なものでなく構造的な変化とかみ合わさっているということだ。クープマン氏は「グローバル経済に一種の調整が起きており、貿易はそうした調整が著しい分野だ」と話した。


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