【社説】韓国経済、新しい次元の総力戦を考えるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.07 09:12
韓国経済が米国のスーパードル、中国の激しい追撃、日本の超円安の3つの波でふらついている。グローバル経済が単なる景気サイクルを越え、構造的な地殻変動に入る兆しだ。問題は韓国経済がなかなか解決方法を見いだせない点だ。「創造経済」と「チョイノミクス(崔ギョン煥経済副首相の景気浮揚策)」で波を乗り越えられるのか疑問だ。グローバル世論調査会社ニールセンによると、今年7-9月期の韓国の消費者信頼指数(CCI)は国家破綻に直面したギリシャより低い世界最下位圏の57位に落ちた。
世界は経済不安に総力戦を見せている。米国はシェールガス革命と「製造業復興」を通じて強力な景気回復が進行中だ。失業率低下とともに量的緩和も終了した。同じアングロサクソン圏の英国も今年の経済成長率が3.2%(予測値)にのぼる。グローバル金融危機と欧州財政危機に対抗して政策金利を弾力的に引き下げ、強力な規制緩和を通じて民間部門、特にサービス業と不動産市場を急速に回復させたおかげだ。日本は人為的なアベノミクスで、欧州も無制限量的緩和で最後の勝負に出ている。